テストは何のためにあるのだろうか?
-決まっているじゃないか。先生が成績を付けるためさ!
もちろん、そういう目的もあります。しかしそれは、教師や学校からの視点での目的です。 今回、みなさんに問いかけたいことは、生徒にとってのテストの意義です。生徒は成績を付けてもらうためだけにテストを受けているのでしょうか。決してそんなことはありません。成績を付けることはテストの意義の一面でしかないのです。
テストを別の分野に置き換えてみると分かりやすいかもしれません。例えば甲子園大会は何のためにあるのか考えてみてください。この質問に「決まっているさ、順位を付けるためさ!」と答える人はいないでしょう。
同じ「野球」という言葉で表現されていても、その中身(意義)は様々です。河川敷で行われる草野球も野球ならば、甲子園で行われる高校野球も野球なのです。しかし、言葉は同じでもその目的は大きく異なります。
草野球の目的は主にレクリエーションであり、その時間を楽しく過ごすことで日々のストレスを発散することにあります。それはそれで意義深いことなのですが、そこに感動や成長、努力や忍耐は存在しません。
しかし、高校野球は違います。高校球児の誰もが甲子園を目指し、苦しい練習に耐え、自らの技能を高めようと必死で努力しています。だからこそ、そこに感動があり、成長があるのです。甲子園大会は球児にとっての憧れであり、自らを成長させる大きな目標なのです。
私は入試であれ、定期テストであれ・・・いわゆるテストと名の付くものは、生徒自らを成長させる「甲子園」のようなものであると考えています。そこに目標があるからこそ苦しい勉強を積み重ね、そのことによって自らを成長させることができるのです。勉強が河川敷の草野球のようなものでは、生徒の成長に繋がらないのです。人が成長するためには、時として負荷が必要であり、決して楽しいだけでは人の能力は伸びないのです。
TOPS吉津校は、生徒一人ひとりの学力と性格に合わせた勉強を実現し、無用な競争を必要としない個別指導を行っています。また、生徒にとって無駄がなく、無理のない学習をすることをモットーとして指導していますが、それは決して、生徒たちに楽をさせようとしているのではありません。
そうした考えの元に、定期テスト対策を実施しています。生徒には試験に向けて全力を尽くして欲しいと考えています。そこに成長の源が存在しているからです。しかし、その努力を無理と無駄に費やして欲しくはありません。努力は必ず成果となって実を結ぶことを実感して欲しいからです。
今年度から、テスト前の日曜日を「劇的成長Special Sunday」として、5時間の対策授業を行い、そこで質問教室と予想問題トライアルを実施します。これは生徒の勉強から無理と無駄を排除し、効率の良い学習環境を提供したいと考えているからです。そうした優れた学習環境の中でこそ、子供たちは健全な成長を遂げるのだと確信しています。
そう、誰が何と言おうと、君にとってテストとは君を成長させるためにあるものなのです。同じ勉強をするのなら、草野球のような勉強ではなく甲子園を目標とするような勉強を行い、テストに全力を尽くしてください!
追伸 「劇的成長Special Sunday」は塾生以外の生徒も大歓迎です。ぜひお友達も誘って参加して、学校の先生が驚くくらいの点数を取りましょう!