初めて学習塾に行くことをお考えの保護者の方にとって、お子様に最適な学習塾を選ぶことは非常に難しいと思います。なぜならば、さまざまな学習塾が自分の塾が圧倒的NO.1(最高)です・・・と言って広告宣伝しているからです。しかし、本当でしょうか?
また、学習塾といっても、さまざまな種類があります。また、お子様を通塾させることは、安くはない費用もかかります。そして、せっかく塾に通わせるのであれば、成績向上の成果をしっかりと出さないと意味がありません。一番大切なことは、お子様に合っているかどうかということです。そこで、保護者の方が失敗しない学習塾の選び方をこっそりお教えします。
「どうして塾を探されようと思われたのですか?」という質問にすぐに答えがみつかるでしょうか?また、お子様を塾に通わせようと思ったきっかけは何でしょうか?「学校の勉強についていけないから」「最近、成績が下がってきたから」「成績を上げたいから」「中学受験を考えているから」・・・。それぞれ理由があるかと思います。明確な目的があれば問題はありませんが、「みんな通っているから・・・」とか「何となく・・・」で塾通いをお考えの方は要注意です!
お子様と塾に通う目的を共有して意識を高めていかなければ、成果が出にくいものだからです。そして、「何で勉強しないといけないの?」とお子様の反発を買いかねないのです。塾通いは安くはない費用もかかります。塾に通う目的を明確にすることは、お子様とじっくりと向き合う良い機会にもなります。お子様にぴったりな塾選びをするためにも、まずは目的を明確にしましょう。
塾といってもさまざまで、集団塾、個別指導塾、進学塾、補習塾などがあります。そして、その中からどのようにして塾を選ぶのか?その大きな判断基準は、「塾に通う目的」と「お子様の性格」です。
たとえば、塾に通う目的が広大附属福山などの一部の「難関校受験」で、お子様の性格が「活発」であれば、集団授業の進学塾が適していると考えられます。
また、お子さまが人前で発言するのが苦手だなと感じているのであれば、個別指導塾が最適です。
集団塾は、学校の授業を先取りする進学塾と学校の授業に合わせた補習塾とがあります。定員人数は塾によって異なりますが、6人~30人くらいが一般的です。進学塾には、広大附属福山など一部の難関校の中学受験や高校受験をきっかけに通われるお子様が多いようです。
同じ学校の生徒だけでなく、他の学校の生徒も通う集団塾は、学力によってクラス分けをしますので、より競争心が高まります。広大附属福山など一部の難関校の受験情報や学校情報などの豊富な情報・受験ノウハウも持っているため、難関校の受験対策をすることが可能です。
授業は基本的にカリキュラムに沿って行います。分からない単元が出てきたら、自分から積極的に質問する必要があります。また、予習や復習をしっかりすること、分らない箇所をあやふやにしないことが大切になります。また、授業が物足りなく感じてしまうことも時々あるようです。
さらに、中学生・高校生は学校の定期テストの範囲と違う(先の)単元を塾で勉強することになりますので、自分で積極的に学校の定期テスト対策をしなければならなくなります。そして、計画的な学習は可能になりますが、その反面生徒一人ひとりの理解度の差をあまり考慮できないので、おおよそ半分くらいの生徒にしか有効ではありません。
個別指導塾は、講師1人に対して生徒は1人~3人のスタイルで交互に指導を行います。一人ひとりの学力に合わせてオーダーメイドでカリキュラムを作るため、受験対策はもちろんのこと、苦手単元や苦手科目の克服に優れていると言えます。
一人ひとりの学力に合ったカリキュラムを作成するので、徹底的に苦手を克服することができます。本当に理解できるまで繰り返し質問ができるので授業がよくわかります。また、他の生徒の目を気にすることなく、自分のペースでじっくり勉強することができます。おとなしい生徒でも先生に質問がしやすい環境です。
さらには、クラブ活動や習い事で忙しくても、自分のスケジュールに合った時間を自由に選択することができますし、定期テスト対策をする場合でも一人ひとりの試験日や試験範囲に応じて、点数を取るための指導がしてもらえます。しかも、塾に来て教室内で勉強をするので、自宅で勉強をする家庭教師とは違い、緊張感を欠いてしまうようなこともありません。
自分のペースでじっくりと勉強できる個別指導塾ですが、もっと成績をアップさせたい!・・・という上昇志向を持ち現状に満足せず、コツコツと努力を重ねる意思の強さも必要です。
塾に通う目的が果たせそうか、お子様に合っているかどうか?それは、お子様と保護者の方の目でみて確かめるのが一番です。疑問点があれば事前に質問事項を用意して、塾長や教室責任者に尋ねてみましょう。その際、塾長や教室責任者の人柄、対応の仕方などもしっかり見てください。塾長や教室責任者の対応が、その教室のカラーに直結しているものです。安心してお子様を預けられるかどうかをしっかりと見極めてください。
また、教室を見学、体験授業を受けてみるのも一つの方法です。先生の指導テクニックはもちろんのこと、先生は一生懸命かどうか、そしてまわりの生徒の授業を受ける様子も観察しましょう。また、生徒と先生との相性も大切です。いくら優秀な先生でも、「どうも好きになれない」と感じてしまうようだと、学習効果が上がりにくいものです。親しみを感じるか、好感を持てるかどうかもポイントです。最終的には、体験授業を受けたお子様に率直な感想を聞いて決めましょう。お子様にぴったりの塾が見つかると良いですね。