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福山市立福山中学校の2017年度入試情報(入試動向)について


【塾生専用サイト内の情報を一部公開します】

現在、大学入試改革が行われていますが、新しい大学入試の学力調査テストは公立の中高一貫校で出題される適性検査の問題と非常に似ています。より早い段階で、こういった総合形式の問題に慣れておけば、必ず大学入試の際に役に立つでしょう。その影響か、近年では公立の中高一貫校と私立の中学校を併願で出願する生徒が増えてきています。

福山市立福山中学校の受験者数は年々減少傾向にあり、それに伴って倍率も下がっています。2016年度入試の受験者数は507名で、倍率は4.23倍。2015年度入試の受験者数は549名で、倍率は4.58倍でした。東京都内の公立の中高一貫校の倍率はおよそ6〜7倍なので、全国的に見れば低い倍率だと言えます。しかし、倍率は下がってきていますが、決して難易度が下がっているわけではありません。福山市立福山中学校が設立された当初は、受験対策を全くしないまま、試しに試験だけ受けてみるという生徒も多くいたのですが、近年ではそういった生徒はほとんど見かけなくなりました。現在、受験している生徒は、1年間以上のしっかりした対策をして受けに来ている生徒ばかりなので、受験生の質は上がっているといえます。

2016年度の福山市立福山中学校の入試では、公中検模試(塾内で実施している適性検査模試)の偏差値のボリュームゾーン(合格した生徒が最も多い偏差値帯)は46〜55であり、合格者の平均偏差値は54.9となっています。10月以降に行われる広島県版の公中検模試の合格者の平均偏差値は55.6となっています。また、男子の合格者の平均偏差値は55.2で、女子の合格者の平均偏差値は54.6となっており、男子の合格者の平均の方がやや高くなっています。

その他の特徴としては、高い偏差値ではもちろん合格率が高くなっていますが、低い偏差値でも合格する生徒が出ています。具体的に言うと、合格者の平均偏差値は54.9ですが、偏差値が50より下の生徒からも合格者が出ています。ですから、模試の結果が悪かったからといって単純に悲観することはありません。入試直前まであきらめないで、受験に挑戦してもらいたいと思います。逆に偏差値が高くても不合格者がでる場合があり、偏差値が高いからといって安心はできません。

福山市立福山中学校の合格を目指す場合、公中検模試の偏差値が49を切ると合格率が急激に下がるので、適性検査の模試の偏差値の第1目標を49以上、それが到達できた場合の第2目標を55以上という二段階の目標設定にするとよいでしょう。広島県立広島中学校の合格を目指す場合、偏差値が53を切ると、合格できる割合が低くなるため、第1目標偏差値は53以上、第2目標偏差値は58あたりに設定するとよいでしょう。

2016年度の入試は、適性検査Tでは算数系統の問題が3問、理科系統の問題が1問、社会系統の問題が2問の合計6問で、例年通り算数系統の問題が他の教科よりも多くなっています。しかも算数系統の問題は、その他の教科の問題よりも難易度が高く、差が付きやすくなっています。また、これまでは社会系統の問題は1問程度しか出なかったのが、今年は2問出題されていました。算数系統の問題は、昨年より難易度が上がっていました。

合格者と不合格者の試験を教科別に分析すると、社会系統・国語系統・読解作文の平均点では、ほとんど差がありませんでした。模試などの結果を見ても、これらの教科は合格者と不合格者であまり差が開いていません。逆に言えば、ここで点数が取れない生徒は非常に合格が厳しくなるとも言えます。

算数系統・理科系統ははっきりと平均点に差が出ています。さらに福山市立福山中学校の入試では算数系統の出題の割合は半分以上と非常に高くなってきています。問題の傾向としては、途中の解法を説明する問題が多く出題されています。ただし、問題自体は高度な算数の知識は必要なく、算数の基礎的な知識や解法を利用すれば十分に解ける問題となっています。そのため、算数系統・理科系統では「基礎力の強化」と「説明して伝える力」が必要となってきます。

また、私立中学校の算数の入試問題と、適性検査の算数系統の問題は違いがあるので、その対策に十分注意してください。私立中学校の入試では、最初に必ず計算問題が出題され、比が絡む問題が多く出題されます。解法がパターン化されている問題が多く、公式さえ覚えていれば解ける問題も出題されます。適性検査の問題では、数論や図形、割合などの出題率が高くなっています。公式などの暗記は特に必要なく、作図や試行錯誤して書き出していく作業が必要な問題が多く出題されます。教科書を超えた範囲からの出題はありませんが、教科書の単元の最後に書かれている「発展学習」からの出題が多いので、4〜6年の算数と理科の教科書の発展学習のところは読み直しておきましょう。

作文では、字を丁寧に書くように心がけましょう。合格した生徒の多くは、読みやすい字で作文を書いていました。読みにくい字であれば、それだけ心象が悪くなり減点の対象となります。原稿用紙の正しい使い方を学び、小学校で習った字であれば、できるだけ漢字を使うようにしましょう。また、かぎかっこ(「」)を使った会話文はあまり使わない方がよいでしょう。

福山市立福山中学校を受験する場合、福山市立福山中学校の過去問を過去13年間分すべて解いておく必要がありますが、それが終わったら広島県の他の公立中学校(広島県立広島中学校、広島市立広島中学校)の過去問もぜひ解いておきましょう。また、適性検査の模試を受けた場合は、その見直しをしっかりしておくと学力が伸びますので、ぜひ実践しましょう。

適性検査を使った公立の中高一貫校の中学入試では、福山市立福山中学校に限らず、どの学校も算数系統の問題のウエイトが高くなってきており、他の系統の問題と比べ難易度が高い傾向にあります。今後もこの動向が続くと思われるため、適性検査の問題の対策と同時に算数の学力をつけておく必要があります。また、問題量が多く試験時間(45分)が短いため、素早く問題を解く訓練や、本番の試験での時間配分を工夫する訓練なども必要になってきます。

実際の試験の合格ラインは5割〜6割程度ではないかと予想されています。過去問を解くときは6割以上を目標に頑張ってください。6割程度で合格できるということは、解けない問題があっても仕方ないと考える必要があります。普段から、解ける問題を増やすような学習を意識して行う必要があります。また本番の試験では難しい問題に時間を使いすぎると、他の問題を解く時間がなくなるので、得意な問題、解けそうな問題から解いていくようにしましょう。

★福山市立福山中学校の適性検査(過去問)の解説授業はこちら→
http://www.mutant.jp/login/fukuyama_junior.html

★もっと福山市立福山中学校のことを知りたい方はこちら→

★福山市立福山中学校(前編)


★福山市立福山中学校(後編)


★福山市立福山中学校(特別編)



掲載日:2016/12/27

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